愛知医科大学訪問及び静岡県技講演

9月4日(土)愛知医科大学形成外科体表面補綴研究室の医科技工士である森下裕司先生の研究室に、山口会長、鼓学術理事、有末でご挨拶を兼ねて訪問いたしました。

9月12日の歯科医学大会特別講演の打ち合わせと日頃の臨床と今回のテーマの一つである歯科技工士の職域拡大についてお伺いさせて頂きました。まず業務については歯科だけではなく耳鼻咽喉科、形成外科、口腔外科など広く医科の領域に我々の技術で補えるとのことである。

よく知られているのは手指、耳、鼻など義肢装具師、メディカルアーティストさんの領域とも重なり、歯科技工の技術、材料で十分に補えるものである。数々の臨床例を拝見しましたが、歯科界でのCAD/CAMというより3Dの技術を駆使する世界のように思われた。

詳細は歯科医学大会にて聴講していただければ森下先生の歯科技工士の職域拡大がご理解頂けると思います。5日はご案内していました本会会員の藤原芳生先生の「デジタル技工の到達点」と題しての講演を静岡県技生涯研修にて傍聴させて頂きました。

ホームページでご案内しましたが、以前本会での「口腔内スキャナー、CAD/CAM,AIの現状と近未来」の講演の続編とご紹介しましたが講演を聴き先生に直接お尋ねすると、そうではなく新しい考え方に基づくものであるとのことでした。2019年の講演でしたので当然のことと反省しました。さらなるデジタル技工の発展と口腔内スキャナーのAI化には驚くばかりである。我々のようなアナログ派には到底理解するのが難しい。5年、いや2~3年もすれば技工業界も様変わりすると思う。

オランダの技工業界もすでにアナログ派が淘汰され、資金力、技術力のあるラボがAI化を計り、生き残っているとのことです。2023年にはこの業界がどのように変わるのか、考えさせられます。藤原先生には、未定ですが講演のお願いをいたしました。最新のデジタル技工についてです。ご期待ください。プライバシーもあるので少ないですが森下先生の臨床例をご覧ください。