「第20回JIMTEF災害医療ベーシックコース」受講報告

「第20回JIMTEF災害医療研修ベーシックコース」 受講報告書

広報 八瀬河

 令和7年10月1日(水)~10月31日(金)の1か月間、医療技術分野のネットワークを活用し、大規模災害派生時の多種多様な状況に適切に対応できる技術・知識を有する医療技術者の育成のためのオンラインコースを受講させていただきました。
講義は「災害医療概論」にはじまり、「新型コロナウイルスパンデミックに対する医療対応」までの20項目となり、平均習得時間はトータル25時間ほどでした。修了者実績はHPによると合計4,350人(2024年度実績/最多資格:理学療法士943人、歯科技工士は54人)です。

 歯科技工士はJDAT(災害時歯科支援チーム)の一員として、日本歯科技工士会や各都道府県歯科技工士会が策定する行動計画に基づいて歯科医師・歯科衛生士と協同活動することになります。ただし、歯科技工士は患者の口腔内に触ることができないため、主に破折した義歯修理や紛失した義歯の代替作製などに携わることになると考えます。

 私は歯科医院で院内技工士として勤めていた時に、近くの老人保健施設へお手伝いに行かせていただいたことがあります。入居者にとっては、食事や会話に欠かせない義歯というツール。事前に伺っていた氏名を、小さくプリントしておいたものを持参し、皆さんの食事後の時間を利用して一気にネーム入れの作業をしました。

 災害の規模が大きければ、電気などのライフライン復旧が遅れている中でも、義歯修理などの歯科技工を行わなければならないかもしれません。そのようなときに、今自分が主に従事しているデジタル技工などは、はたして役に立つのだろうかと、今回の受講を機に考えさせられました。